●ベンザブロックL 18カプレット
●のどの痛み・発熱によく効くかぜ薬
◇塩酸プソイドエフェドリンが鼻粘膜の充血を抑え、鼻づまりを緩和します。
◇ジヒドロコデインリン酸塩がせき中枢に働き、せきを緩和します。
◇5種の成分がバランスよくはたらいて、かぜのいろいろな症状を緩和します。
◇のみやすい小型の白いカプレットタイプの錠剤です。
■効能
かぜの諸症状(のどの痛み、発熱、鼻づまり、鼻水、悪寒、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み、せき、くしゃみ)の緩和
■用法・用量
次の量を、食後なるべく30分以内に、水またはお湯で、かまずに服用すること。
年齢 | 1回量 | 1日服用回数 |
---|---|---|
15歳以上 | 2錠 | 3回 |
15歳未満 | 服用しないこと |
■成分・はたらき・含量
ベンザブロックL 6錠(15歳以上の1日服用量)中、ベンザブロックL錠 9錠(15歳以上の1日服用量)中
成分 | はらたき | 含量 |
---|---|---|
イブプロフェン | 熱をさげ、痛みを和らげる | 450mg |
塩酸プソイドエフェドリン | 鼻づまり・鼻水を和らげる | 135mg |
クロルフェニラミンマレ イン酸塩 |
鼻水・くしゃみを和らげる | 7.5mg |
ジヒドロコデインリン酸塩 | せきを和らげる | 24mg |
無水カフェイン | 頭痛を和らげる | 75mg |
- 添加物:
- 乳糖水和物、クロスカルメロースNa、ヒドロキシプロピルセルロース、セルロース、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース、酸化チタン、トウモロコシデンプン、コポビドン、タルク
●してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
1.次の人は服用しないで下さい。
(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
(2)本剤又は他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人
(3)15歳未満の小児
(4)出産予定日12週以内の妊婦
(5)次の症状のある人。前立腺肥大による排尿困難
(6)次の診断を受けた人。高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病
2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないで下さい。
他の解熱鎮痛薬、かぜ薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、
乗物酔い薬、アレルギー用薬、催眠鎮静薬等)
3.服用前後、乗物又は機械類の運転操作をしないで下さい。(眠気等があらわれることがあります)
4.服用前後は飲酒しないでください
5.5日間を超えて服用しないこと。
●相談すること
1.次の人は服用前に医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談して下さい。
(1)医師又は歯科医師の治療を受けている人
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人
(3)高齢者
(4)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
(5)次の症状のある人 高熱、排尿困難
(6)次の診断を受けた人
腎臓病、肝臓病、緑内障、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、呼吸機能障害、
閉塞性睡眠時無呼吸症候群、肥満症
(7)次の病気にかかったことのある人
胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病
(8)モノアミン酸化酵素阻害剤(セレギリン塩酸塩等)で治療を受けている人。
(9)かぜ薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬等により、不眠、めまい、脱力感、
震え、動悸を起こしたことがある人。
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この文書を持って
医師、薬剤師又は登録販売者に相談して下さい。
関係部位 | 症状 |
皮膚 | 発疹・発赤、かゆみ、青あざができる |
消化器 | 吐き気・嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胃痛、口内炎、胸やけ、胃もたれ、 胃腸出血、腹痛、下痢、血便 |
精神神経系 | めまい、不眠、神経過敏、けいれん |
循環器 | 動悸 |
呼吸器 | 息切れ |
泌尿器 | 排尿困難 |
その他 | 目のかすみ、耳なり、むくみ、鼻血、歯ぐきの出血、出血が止まりにくい、出血、背中の痛み、 過度の体温低下、からだがだるい、顔のほてり、のぼせ |
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けて下さい。
症状の名称 | 症状 |
ショック(アナフィラキシー) | 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、 のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる。 |
皮膚粘膜眼症候群 (スティーブンス・ジョンソン症候群)、 中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性 膿疱症 |
高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮膚の広範囲の発疹・ 発赤、赤くなった皮膚上に小さなプツプツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、 食欲がない等が持続したり、急激に悪化する。 |
肝機能障害 | 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、 食欲不振等があらわれる。 |
腎障害 | 発熱、発疹、尿量の減少、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、 下痢等があらわれる。 |
無菌性髄膜炎 | 首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐き気・嘔吐等の症状があらわれる。 (このような症状は、特に全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病の 治療を受けている人で多く報告されている) |
心筋梗塞 | しめ付けられるような胸の痛み、息苦しい、冷や汗が出る。 |
脳血管障害 | 意識の低下・消失、片側の手足が動かしにくくなる、頭痛、嘔吐、めまい、 しゃべりにくくなる、言葉が出にくくなる等が急にあらわれる。 |
間質性肺炎 | 階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする、息苦しくなる、 空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする。 |
ぜんそく | 息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる。 |
再生不良性貧血 | 青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮膚や粘膜が青白くみえる、 疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる。 |
無顆粒球症 | 突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる。 |
呼吸抑制 | 息切れ、息苦しさ等があらわれる。 |
3.服用後、次の症状があらわれることがありますので、このような症状の持続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、
医師、薬剤師又は登録販売者に相談して下さい。
便秘、眠気、口のかわき
4.5-6回服用しても症状がよくならない場合(特に熱が3日以上続いたり、また熱が反復したりするとき)
は服用を中止し、この文書を持って医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談して下さい。
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管して下さい。
(2)小児の手の届かない所に保管して下さい。
(3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質がかわる)。
(4)使用期限を過ぎた製品は使用しないで下さい。
(6)一度内袋(アルミの袋)を開封した後は、品質保持の点から開封日より6ヶ月以内を目安に
なるべくすみやかに服用すること。