本剤は小児用ですが、総合かぜ薬として定められた一般的な注意事項を記載しています。
●してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
1.次の人は服用しないでください
(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人。
(3)フェニルケトン尿症の人。(本剤はL-フェニルアラニン化合物を含有するため。)
2.本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください
他のかぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(鼻炎用内服薬、乗物酔い薬、アレルギー用薬等)。
3.服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください(眠気等があらわれることがあります。)
4.服用前後は飲酒しないでください
5.長期連用しないでください
●相談すること
1.次の人は服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
(1)医師又は歯科医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)授乳中の人。
(4)高齢者。
(5)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(6)次の症状のある人。
高熱、排尿困難
(7)次の診断を受けた人。
甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、肝臓病、胃・十二指腸潰瘍、緑内障
2.服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、直ちに服用を中止し、この説明文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください
関係部位 | 症状 |
皮ふ | 発疹・発赤、かゆみ |
消化器 | 吐き気・嘔吐、食欲不振 |
精神神経系 | めまい |
泌尿器 | 排尿困難 |
その他 | 過度の体温低下 |
症状の名称 | 症状 |
ショック(アナフィラキシー) | 服用後すぐに、皮ふのかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれる |
皮ふ粘膜眼症候群 (スティーブンス・ジョンソン症候群)、 中毒性表皮壊死融解症、 急性汎発性発疹性膿疱症 |
高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、のどの痛み、皮ふの広範囲の発疹・発赤、赤くなった皮ふ上にブツブツ(小膿疱)が出る、全身がだるい、食欲がない等が持続したり、急激に悪化する |
肝機能障害 | 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれる |
腎障害 | 発熱、発疹、全身のむくみ、全身のだるさ、関節痛(節々が痛む)、下痢等があらわれる |
間質性肺炎 | 階段を上がったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空せき、発熱等がみられ、これらが急にあらわれたり、持続したりする |
ぜんそく | 息をするときゼーゼー、ヒューヒューと鳴る、息苦しい等があらわれる |
再生不良性貧血 | 青あざ、鼻血、歯ぐきの出血、発熱、皮ふや粘膜が青白くみえる、疲労感、動悸、息切れ、気分が悪くなりくらっとする、血尿等があらわれる |
無顆粒球症 | 突然の高熱、さむけ、のどの痛み等があらわれる |
かぜの諸症状(鼻みず、鼻づまり、くしゃみ、のどの痛み、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和
年齢 | 1回量 |
7才以上11才未満 | 1包 |
3才以上7才未満 | 2/3包 |
1才以上3才未満 | 1/2包 |
1才未満 | 服用しないこと |
有効成分 1日量 3包(4.5g)中
成分 | 分量 | はたらき |
アセトアミノフェン | 450mg | 熱を下げ、痛みをしずめます。 |
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 1.75mg | くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどの症状をおさえます。 |
チペピジンヒベンス酸塩 | 37.5mg | せきをしずめ、たんを出しやすくします。 |
dl-メチルエフェドリンサッカリン塩 | 30mg | 気管支を広げ呼吸を楽にして、せきをしずめます。 |
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない所に保管してください。
(2)小児の手のとどかない所に保管してください。
(3)他の容器に入れかえないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)使用期限(ケースに記載)をすぎた製品は服用しないでください。
(5)1包を分割した残りは、袋の口を2度折り返して保管し、2日以内に服用してください。