使用上の注意
■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなります)
1.次の人は服用しないでください
(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)本剤又は他の解熱鎮痛薬,かぜ薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人。
(3)15歳未満の小児。
(4)医療機関で次の治療を受けている人。
胃・十二指腸潰瘍,肝臓病,腎臓病,心臓病
(5)医師から赤血球数が少ない(貧血),血小板数が少ない(血が止まりにくい,血が出やすい),白血球数が少ない等の血液異常(血液の病気)を指摘されている人。
(6)出産予定日12週以内の妊婦。
2.本剤を服用している間は,次のいずれの医薬品も服用しないでください
他の解熱鎮痛薬,かぜ薬,鎮静薬,トラネキサム酸を含有する内服薬
3.服用前後は飲酒しないでください
4.長期連続して服用しないでください(3〜5日間服用しても痛み等の症状が繰り返される場合には,服用を中止し,医師の診療を受けてください。)
■相談すること
1.次の人は服用前に医師,歯科医師又は薬剤師に相談してください
(1)医師又は歯科医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)授乳中の人。
(4)高齢者。
(5)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(6)次の診断を受けた人。
気管支ぜんそく,潰瘍性大腸炎,クローン病,全身性エリテマトーデス,混合性結合組織病,血栓のある人(脳血栓,心筋梗塞,血栓静脈炎等)及び血栓症を起こす恐れのある人
(7)次の病気にかかったことのある人。
胃・十二指腸潰瘍,肝臓病,腎臓病,血液の病気
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので,直ちに服用を中止し,この添付文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
(1)過度の体温低下,虚脱(力が出ない),四肢冷却(手足が冷たい)等の症状があらわれた場合。
(2)消化性潰瘍,むくみがあらわれた場合。また,まれに消化管出血(血を吐く,吐き気・嘔吐,腹痛,黒いタール状の便,血便等があらわれる),消化管穿孔(消化管に穴があくこと。吐き気・嘔吐,激しい腹痛等があらわれる)の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
(3)次の症状があらわれた場合。
[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:吐き気・嘔吐,食欲不振,胸やけ,腹痛,口内炎,胃部不快感,腹部膨満感,消化不良
精神神経系:めまい,頭痛,しびれ,眠気
循環器:動悸,血圧上昇
泌尿器:血尿
その他:発熱,顔のほてり,貧血,倦怠感,胸痛
まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
[症状の名称:症状]
ショック(アナフィラキシー):服用後すぐに,皮膚のかゆみ,じんましん,声のかすれ,くしゃみ,のどのかゆみ,息苦しさ,動悸,意識の混濁等があらわれる。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群):高熱,目の充血,目やに,唇のただれ,のどの痛み,皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり,急激に悪化する。
中毒性表皮壊死融解症:高熱,目の充血,目やに,唇のただれ,のどの痛み,皮膚の広範囲の発疹・発赤等が持続したり,急激に悪化する。
肝機能障害:発熱,かゆみ,発疹,黄疸(皮膚や白目が黄色くなる),褐色尿,全身のだるさ,食欲不振等があらわれる。
腎障害:発熱,発疹,尿量の減少,全身のむくみ,全身のだるさ,関節痛(節々が痛む),下痢等があらわれる。
無菌性髄膜炎:首すじのつっぱりを伴った激しい頭痛,発熱,吐き気・嘔吐等の症状があらわれる。(このような症状は,特に全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病の治療を受けている人で多く報告されている。)
間質性肺炎:階段を上ったり,少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる,空せき,発熱等がみられ,これらが急にあらわれたり,持続したりする。
横紋筋融解症:手足・肩・腰等の筋肉が痛む,手足がしびれる,力が入らない,こわばる,全身がだるい,赤褐色尿等があらわれる。
ぜんそく:息をするときゼーゼー,ヒューヒューと鳴る,息苦しい等があらわれる。
血液障害:のどの痛み,発熱,全身のだるさ,顔やまぶたのうらが白っぽくなる,出血しやすくなる(歯ぐきの出血,鼻血等),青あざができる(押しても色が消えない)等があらわれる。
うっ血性心不全:全身のだるさ,動悸,息切れ,胸部の不快感,胸が痛む,めまい,失神等があらわれる。
心筋梗塞:しめ付けられるような胸の痛み、息苦しい、冷や汗が出る。
脳血管障害:意識の低下・消失、片側の手足が動かしにくくなる、頭痛、嘔吐、めまい、しゃべりにくくなる、言葉が出にくくなる等が急にあらわれる。
3.服用後,次の症状があらわれることがありますので,このような症状の持続又は増強が見られた場合には,服用を中止し,この添付文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
口のかわき,便秘,下痢
4.1〜2回服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この添付文書を持って医師,歯科医師又は薬剤師に相談してください(他の疾患の可能性も考えられます。)
効能・効果 咽喉痛・頭痛・関節痛・筋肉痛・耳痛・神経痛・腰痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・捻挫痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・外傷痛の鎮痛,発熱・悪寒時の解熱
効能関連注意
用法・用量 症状があらわれた時,次の量をなるべく空腹時をさけて水又は温湯で服用してください。
服用間隔は4時間以上おいてください。
[年齢:1回量:1日服用回数]
成人(15歳以上):1錠:2回まで。ただし,再度症状があらわれた場合には3回目を服用できる
15歳未満の小児:服用しないこと
用法関連注意
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)錠剤の取り出し方:錠剤の入っているPTPシートの凸部を指先で強く押して,裏面のアルミ箔を破り,取り出して服用してください。(誤ってそのまま飲み込んだりすると食道粘膜に突き刺さる等思わぬ事故につながります。)
成分分量 1錠中
成分 分量
ロキソプロフェンナトリウム水和物 68.1mg (無水物として60mg)
トラネキサム酸 140mg
添加物
セルロース,無水ケイ酸,ヒドロキシプロピルセルロース,クロスポビドン,ステアリン酸マグネシウム,ヒプロメロース(ヒドロキシプロピルメチルセルロース),マクロゴール,二酸化ケイ素,酸化チタン,三二酸化鉄,カルナウバロウ
保管及び取扱い上の注意 (1)高温をさけ,直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります。)
(4)PTPのアルミ箔が破れたり,中身の錠剤が破損しないように,保管及び携帯に注意してください。
(5)使用期限(外箱に記載)をすぎた製品は服用しないでください。
消費者相談窓口 会社名:興和株式会社
住所:〒103-8433 東京都中央区日本橋本町三丁目4-14
問い合わせ先:医薬事業部 お客様相談センター
電話:03-3279-7755
受付時間:月〜金(祝日を除く)9:00〜17:00
その他:FAX 03-3279-7566
製造販売会社 興和(株) 添付文書情報: J1501000151_01_A.pdf
会社名:興和株式会社
住所:東京都中央区日本橋本町三丁目4-14
販売会社 興和新薬(株)
剤形 錠剤
リスク区分 第1類医薬品
こちらの商品は第1類医薬品につき、薬剤師の情報提供メール確認後に注文確定となります。