男性の精液は、精子と精漿(せいしょう)からできています。精子は酸性に弱く、とてもデリケートです。精漿は弱アルカリ性で、酸性の膣内粘液から精子を守る働きがあります。女性の膣内は酸性に保たれており、雑菌などから保護されています。膣の奥には子宮頚管(しきゅうけいかん)という膣と子宮とをつなぐ細い管があり、射精された精子はこの子宮頚管を通って子宮に向かいます。排卵期になると、子宮頚管は弱アルカリ性のサラサラした粘液で満たされ、子宮に精子を受け入れる環境が整います。ポジティブサポートは精漿や子宮頚管粘液と同じ弱アルカリ性で、精子に適したpHになるよう調製されています。
精子は一つの生きた細胞です。細胞の膜は水を通すようにできていて、水は細胞を通過して濃度の低いほうから高いほうに移動します。このとき、水が移動する力を浸透圧といいます。細胞の内側よりも外側の浸透圧が高いときは細胞から水分が抜けて収縮し、浸透圧が低いときは水分を吸って膨張します。精子が収縮や傍聴して機能を失うことがないように、周囲の浸透圧を精子と同じにすることが大切です。ポジティブサポートは妊活でのご使用を前提としているため、精子に適した浸透圧になるよう配合されています。
粘度が低く、サラサラした性状は、妊活対応ジェルポジティブサポートの特徴の一つです。一般的な潤滑ゼリーに比べて精液とのなじみがよく、精子の運動を妨げにくいことが精子を用いた実験でも確認されています。
特許配合のポジティブサポートは、妊娠への関与が報告されているカルシウムイオンやマグネシウムイオンを含んだ妊活対応ジェルです。(特許番号:第5507852号)